(1) 陰嚢の両側に約一cm切開を入れて精管を取り出し切断いたします。
(2) 避妊効果について
精子の流れは睾丸から精管を通って膀胱の近くにある精嚢に溜められた後に前立腺液と混合され精液となり尿道を通って射精されます。このために手術しても精嚢に溜まっている精子が枯渇するまで避妊効果は有りません、この目安としては術後2ヶ月の経過または射精20回と言われていますが最終的に精液検査で精液の中に精子が無いことを確認しなくてはいけません。
(3) パイプカット術の傷、治癒過程について
陰嚢の両側に約一cmの傷ができます。1週間で一応の治癒が完成しますが傷は最初赤くなります又傷を中心にして周囲が固く収縮して来る場合があります、この赤みのピークは術後約2ヶ月目で3ヶ月経過した頃から軽快してきます。
その他、内出血斑が発生することもあります、紫色の内出血斑は1週間程度で分解し黄色っぽくなってきて約3週間で消失いたします。
(4) 性交渉について
パイプカットをしても精液は術前と変化無く放出されます。異なるのは精液の中に精子が無いだけです。従って性交渉に術前と異なる違和感は有りません。
※リスク・副作用
術後出血の危険性があります。出血傾向のある場合やアスピリンやワーファリンを内服している場合は事前に教えてください。
抜糸の煩が無いように吸収糸で縫合いたしますので、予想以上に早く糸が分解した場合には傷が開く場合があります(再縫合の必要があります)。
◆手術名 :包茎(難易度にかかわらず税込一式99,970円、追加費用無し)
(1) 亀頭直下の陰茎余剰包皮を拘絞輪も含めて除去いたします。
(2) 機能面が重要な部位なので、除去する皮膚の量は勃起したときを想定した余剰量です。したがって、手術しても通常時には亀頭に皮膚が被ることがあります。
(3)術後の出血が継続する場合があります(止血操作が必要です。)
(長岡皮フ科・形成外科医院)
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